伏見・山科エリアで整体なら「ライス整体院」

「猫背の理解」を小学生にわかるようにざっくり解説した! 

 

皆さんは猫背をご存知でしょうか。

高齢者の女性に多いように思いますね。
では、どうすれば猫背を改善できるのでしょうか。
このように聞くとタケシくんはこう言うかもしれません。

猫背ってさ、背中が丸いから“猫”なんだろ?
四つん這いになったら治るんじゃない?」

 素晴らしい!良く観察していますね。
でも大人の私たちは、「猫背ってもう治らない」とか
「歳を取ったら仕方ない」と諦めていますね。
 今日はその誤解をほぐしながら、最新研究をベースに
小学生でもわかるように、ざっくり解説してみましょう!


1. 猫背は「年齢の呪い」じゃない

「わたしゃもう、歳だから、
姿勢は治らないんじゃ!」
あはは。──タケシくん、モノマネやめましょ。

 

 脳は、動かさない身体は「動かさなくていいんだ」と、
学習してしまいます。
 ずっと座りっぱなしだと、その状態を“標準”と覚えてしまいます。
そして堅めて固定しようとします。
そのほうがエネルギーの無駄がないからですね。

 ドジャース大谷翔平選手が、肘の手術の後、すぐにリハビリしていたのは、肘が固定しないよう、伸びなくならない予防なのですね。

 それでは、猫背も固定してしまうと治らないのでしょうか?
そんなことはありません。

 研究[1][2]によれば、60歳以上の方でも、
たった6週間の自宅体操で姿勢が改善 したという
報告があります。
魔法ではなく「良い習慣」で、背中の丸みがリセットされるんです。

つまり、猫背は「年齢という呪い」ではなく、
「動きたくない」という、
自分自身のマインドに原因があるわけです。


2. 歩くだけでどうでしょう?

「でも体操とかめんどくさいよねー。
飽きそうなんだけど。散歩だけじゃダメ?」

──タケシくんいいですね。長く続くことは重要です。
どんな素晴らしい食品も、たまに食るくらいでは
効果は期待できませんね。
だから答えは「歩くことは推薦できます!」です。

 ウォーキングが筋肉のバランスを改善し、背骨のゆがみに伴う痛みを軽減する効果が示されています。論文[3]

 これは、RPGゲームで主人公がただフィールドを歩き回るだけで、ちょっとずつ経験値が溜まったり、HPが回復するようなものです。ゆっくり歩けば、身体は「正しい姿勢」の方向へ勝手に調整されていくんです。


3. 改善はその場限り?

「おばばの背が伸びたら、怖いよ!若返っちゃうよ、笑
でも、すぐ戻っちゃうよね?」

──そこが大きな問題といえます。でも、
ぶっちゃけ、長続きしそうです。
猫背に意識が高い人は、改善後も持続しやすいようです。

 体操によって改善した高齢者の姿勢を 3年間追跡調査 しました。その結果、改善効果は長く続き、再悪化しにくいことが報告されてます。研究[4]

魔王様を倒した後は、みんなで
再発予防に意識が向くんじゃないかと思います。


4. 小学生のFAQ

  • 「腹筋を割れば猫背も治るんじゃない?」

    → はい!落ち着いて。腹筋はおへそ側、おなか側ですね。
    リハビリは、単純に筋トレするのではなく背筋や「姿勢を意識した体操」が有効とされました。インナーマッスルや、股関節まわりの筋肉のバランスが大切なのですね。研究[1]

  • 「猫背って、おばあちゃんだけでしょ?」

    → はい、そう思いますよね。でも、スマホやゲームで
    前かがみになりがちな皆さんでも猫背は起きます。
    最近では”ストレートネック”と呼ばれますね。
    年齢性別を問わず猫背は「習慣」なのです。

  • 「整体でボキッてやれば治るんじゃない?」

    → 「・・・だいたいボッキっとするのはお勧めしませんよ?
    「自分で動くこと」が長期的な改善につながるという点が重要。
    施術だけでは“ポーション”が切れたら終わってしまうのです。研究[2][4]

  • 「歩くのって地味だから効果なさそう」

    → ライオンは筋トレしないですよね。僕たちもそうです。
    地味だけど歩くことは最強の健康維持。
    「日常動作が薬になる」ことを示す報告が増えています。研究[3]


5. 今日からできる

  • 1日20〜30分のウォーキングが効果の持続に有効

  • 背筋を伸ばす意識を継続して持つ、体操も有効。

  • 3か月継続することで体が“新しい標準仕様”を覚える

当院でも、長年「石化」状態だった患者さんが、施術に加えて毎日の歩行を続けたことで、3〜4年たっても症状が再発せず、快適な生活を維持している例が増えています。


6 整体師からのまとめ

 猫背やストレートネックは生活習慣病です。本当に、薬以外に治す方法はないのでしょうか。実は、痛みを早く取りたいという気持ちは分かるのですが、ぜひこれを機会に自力で正しい姿勢に戻してみてはいかがでしょうか。
いい人生だと思うためには、自発的な健康が大事ですよね。

参考文献

[1] 家庭ベースの後弯特有の運動の実現可能性調査
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10148263/

[2] 高齢の後弯症患者における遠隔リハビリテーションに基づく矯正運動
https://bmcgeriatr.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12877-024-04779-8

[3] ウォーキングは脊柱側弯症に良い運動か?
https://scoliosisclinic.co.uk/blog/is-walking-a-good-exercise-for-people-with-scoliosis/

[4] 後弯運動介入後の治療の長期的な有効性

伏見・山科エリアで整体なら「ライス整体院」 PAGETOP